自炊をしたいんだけど
「どうも面倒くさくて駄目なんだよな」
「そんな時間ないし」
そう考えている人もいると思います。
私は18歳から一人暮らしをしていて
最初は自炊に踏み出すまではなかなか時間がかかりましたが
できるだけ無駄を省いて簡単に自炊できるようにしたことで
今では料理も一つの趣味になっています。
自炊ができると食費も大幅に浮きますしだんだんと食材や調味料にも興味が出てきて
料理がとても楽しくなってきます。
そして健康的な食生活が送れます。
この記事では自炊を楽にして挫折しないための
時短方法をまとまています。
まずはやる気を出すために!自炊でこんなに食費が浮く!
まず自炊をしようというやる気をさらに出すためにも
どれだけ食費が浮くかを具体的に紹介します。
特に野菜を使ったメニューは大幅に食費を浮かすことができます。
私がよく作るかぼちゃの煮付けは
スーパーのお惣菜売り場などで買うと
手のひらサイズのパックが300円します。
これを自炊にすると
どんぶり3杯分の量が
平均200円ほどです。
野菜を使ったメニューはほとんどこのレベルで食費を抑えることができます。
使う量にもよりますが肉を使ったとしても
一食あたり100円程度上がるだけです。
普通に食べても一人あたりの食費を月10000円以下に抑えることもできます。
時短に役立つのはこれ!これだけでも全然違う
ここから本題の自炊の時短に役立つものを紹介していきます。
この記事で紹介するのは
・出力1000Wの電子レンジ
・シリコンスチーマー
・炊飯器
・ノンフライヤー
です。
1つずつ詳しく書いていきます。
温めではなく調理!電子レンジは1000wを選択
電子レンジは最大出力が600wから1000wと幅があります。
今では最大出力1000wは珍しくなくなりましたが
一人暮らし用の廉価モデルなど値段の安いものだと最大出力600wだったりします。
これは自炊などをしない人には安く購入できていいのですが
自炊する場合は完全に安物買いの銭失いです。
1000wの出力を侮ってはいけません。
本当に600wとは温める能力が全く違います。
時短自炊の場合は電子レンジはただ温めるだけではなく
食材に火を通して柔らかくするという大事な役割があります。
電子レンジの出力が600wだと調理に時間がかかってしまい
自炊が面倒くさくなってしまいますが
1000wだと火を通して柔らかくするのが簡単なので
驚くほど自炊がはかどります。
私はファミリーレストランのキッチンで2年ほど働いたことがあるのですが
そこでこの1000w電子レンジの実力を思い知りました。
それ以来自宅の電子レンジもずっと1000wのものを使っています。
ファミリーレストランでもちゃんと火を使って調理するのですが
冷凍された食材には1000wの電子レンジを使っていました。
もやし、チンゲン菜、水菜などは適度に切ってレンジでチンするだけで
おいしいおひたしができてしまうのでそれだけで一品完成です。
日々時間がない時でもこれだけで野菜不足を補えます。
白菜などごく一部の野菜は電子レンジ調理には向きませんが
基本的にどんな野菜でもレンジでチンで温野菜としておいしく食べられます。
これだけでも本当に野菜が手軽に食べられるようになります。
人参やジャガイモなどの硬い食材も5分もあればそのまま食べられるくらい
柔らかくなります。
普通に煮ていても5分ではとても食べられるような柔らかさにはなりません。
炒め物などを作る時もこのように1000wの電子レンジで
食材に火を通して柔らかくしてしまえば後は調味料を混ぜながら
軽く炒めるだけでおいしい一品が完成します。
電子レンジで食材を温めるのに必要なのがシリコンスチーマー
食材は普通のお皿にラップをかけて温めることもできますが
食材毎にそんなことをしていてはとても手間です。
しかもお皿が触れないほど熱くなるのですぐには触ることができません。
数分間は冷ます必要があります。
そこで便利なのがシリコンスチーマーです。
その名の通りシリコンでできたスチーマーなのですが
言わばシリコン製のお鍋のようなものです。
レンジの中で食材に火を通すにはこれほど適したものはありません。
食材を入れて蓋をしてレンジでチンするだけで食材に火が通ります。
それだけ食材を温めてもシリコン自体は高温にならないので
すぐに電子レンジから取り出すことができます。
この電子レンジとシリコンスチーマーの組み合わせだけでも
驚くほど自炊がはかどるのでこの二つは本当に押さえておいて欲しいアイテムです。
電子レンジで魚も焼ける
生の魚の切り身も電子レンジだけで火を通して食べることもできます。
電子レンジで魚を焼くための専用の器具もありますが
シリコンスチーマーに入れてそのまま温めれば
わざわざ網やフライパンで焼かなくてもそのまま食べることができます。
これは特に一人分など少量を食べたい場合に便利です。
魚自体の脂分で焼き目を付けることもできます。
私は魚はフライパンで焼いてしましますが
コンロなどを持っていなくても
生の魚の切り身も献立の選択肢に入れることができるため自炊の幅が広がります。
ただ肉類は電子レンジではあまりおいしく調理することができないのでおすすめはしません。
魚は電子レンジでも普通に焼くのと変わらない程おいしく調理できますが
肉は普通に焼くほうが断然おいしくなります。
時間のかかる煮物は炊飯器で
煮物は時間がかかるからやらないという人も多いですが
シリコンスチーマーを使って食材を柔らかくする方法は煮物にも有効です。
しかしシリコンスチーマー以外にも炊飯器を使う方法もあります。
特に煮物に関しては炊飯器を使った方が調味料の味がよく染み込む上に
とても簡単なのでおすすめです。
この記事の冒頭で紹介したかぼちゃの煮付けや
肉じゃが、ぶり大根なども私は炊飯器で作っています。
炊飯器で煮物を作るのは非常に簡単で
食材を適度に切ったら後は調味料と水も一緒に炊飯器に入れて炊くだけです。
肉や魚が硬くなってしまいそうですが
そんなこともなくおいしい煮物が簡単にできてしまいます。
私はご飯は新しいIH炊飯器で炊いていますが
古くて安い炊飯器を調理用として置いています。
古くて元々安い炊飯器でも何の問題もなく調理できます。
しかも早炊き設定で十分です。
作る量にもよりますが30分程度で出来上がります。
待ち時間はありますが食材を入れてボタンを押すだけなので
手間自体はほとんどありません。
1つ注意点としては炊飯器の蓋の内側は調味料で汚れるので
蓋の内側が取り外せる炊飯器のほうが手入れは楽です。
ノンフライヤーは味気ない?ノンフライをおいしくするコツ
揚げ物は自炊の中では難易度が上がる調理法ですが
一時期流行ったノンフライヤーで無駄なく簡単に揚げ物を作ることができます。
揚物もスーパーのお惣菜売り場の定番ですが
実は同じものが揚げていない状態なら格安で購入できます。
例えばカキフライは揚げたものだと5個で398円くらいですが
揚げる前の白い状態だと16個で398円で買えたりします。
こういった揚げる前のものは
業務スーパー以外の普通のスーパーの冷凍コーナーでもよく見かけます。
お弁当に入れる冷凍おかずなどとは別のコーナーにあることが多いです。
ノンフライなら油をスプレーしてジューシーに!
ノンフライヤーは油を使わない事や余計な油分を落とすということで
ヘルシーというメリットもありますが
揚げる前のものをそのままノンフライヤーで調理すると
とても味気なくてあまりおいしくないものが出来上がってしまいます。
周りのパン粉がただのトーストのカスのような感じの仕上がりになります。
しかしこれはノンフライヤーで揚物を調理する前に
油用スプレーで油をスプレーしておくことで
解決できます。
この調理方法だと少量でも手間がかからず
最小限の油で済むため経済的でヘルシーです。
かっぱえびせんなどのノンフライスナックも実は同じように油を吹きかけてから焼いています。
でもしっかりおいしく仕上がってますよね。
家庭でも同じことができるわけです。
ご飯はまとめて炊いて冷凍
これはよく言われていることなので知っている人も多いですが
ご飯は炊いて冷めたらすぐに冷凍しておくことで
レンジでチンで炊きたてのようなおいしいご飯を食べることができます。
パックのご飯を買うよりも相当節約できるのでおすすめです。
冷凍ご飯の注意点
冷凍ご飯に使うラップはサランラップなどの
耐熱温度の高いものを使ってください。
私は安かった耐熱温度の低いラップを使ったところ
ご飯が臭くなってしまいました。
適度な量をラップで包んでジップロックに入れて冷凍すればOKです。
まとめ
このように時短調理をすることで自炊のハードルは各段に下がります。
おひたしなら2分程度ですし
しっかり炒めものなどを作っても15分ほどです。
何よりスピーディに簡単に作れるのでストレスがありません。
確かに色々こだわって手間暇かけた料理にはかないませんが
日々の食事を普通においしく食べる程度には時短調理で十分です。
こうして一度料理をすることのハードルが下がってしまえば
料理自体や食材にも興味が出てきて手間どころか料理が好きになってきます。
基本的な調理器具は今ではダイソーなどの100円均一でも一通り揃ってしまいます。
ぜひ時短料理で自炊を楽しんでください!