カブトガニと言えば日本では天然記念物ですが
海外では普通に食べられています。
私はタイのパタヤで
カブトガニが食用として売られているのを見つけて
初めて食べられるものだと知りました。
屋台のエビ、カニの横にカブトガニ。
この記事ではカブトガニを食べてみた感想の他
値段なども紹介しています。
まず結論としてカブトガニはまずい!
まず非常に残念なのですが
カブトガニの味は私の感想としては
おいしくないです!
私は食べ物に関してかなり寛容でめったにまずいという表現はしませんが
これはまずいと言ってしまってもいいレベルです。
ですがせっかく食べてきたのと
これから食べようとしている人の中には
全然いけるという人もいるかもしないので
詳しくレポートしていきます。
カブトガニはほとんど身がないから卵を食べる
実はカブトガニはほとんど身がありません。
あの大きな殻?甲羅?の中に卵がたっぷり入っていてその卵を食べます。
調理後のカブトガニはこんな感じです。
一般的にこういった卵ってプチプチしているイメージだと思いますが
カブトガニの卵は非常に食感が悪いです。
見た目はそこそこおいしそうに見えますが
卵は硬くてグニュっとしていてまるでアゴを鍛える硬いガムのようです。
簡単には噛み潰せません。
そんな食感な上に味が染みているわけでもなく
ただ硬い残骸が口に残る感じです。
カブトガニを売っていたお兄さんが
色々な香草と一緒に蒸し焼きにしてくれましたが
元々の風味が悪いのでどうしようもありません。
私が食べたカブトガニは調理方法も悪かったのかと思っていましたが
調べてみると他国でもどう調理していても
やはりおいしかったという感想は見当たりませんでした。
卵のほかに本体の奥のほうの尻尾の手前あたりに
少しだけ身があったのでつまんでみました。
身の食感だけはカニでしたが味は非常に臭みがあります。
香港などでも食用にされているようなので
子供の頃から食べていれば全く問題ないのかもしれません。
値段も高め!高い・遅い・まずい・脅威の三拍子!
このカブトガニ値段もそこそこしました。
私が食べたときは一匹500バーツ。
この時のレートで1700円くらいです。
氷で冷やされて他のエビ、カニなどの海鮮と一緒に売られています。
これはカブトガニを見慣れない私には非常に興味をそそられる光景でした。
きっと日本人ならびっくりすると思います。
日本では絶対に売ってないし天然記念物ですからね。
そして見た目のインパクトもかなりあります。
私達もせっかくだし食べてみようとなったわけですが
注文してからいつまでたってもテーブルに上がってきません。
後から来たお客さんのメニューはどんどん上がっています。
結局焼き上がるまでになんと50分もかかりました。
ほんとうによく待ちました。
露天の浜焼きスタイルのお店です。
誰もそんなにかかるなんて思ってもみません。
エビやカキなどはすぐに上がってきます。
そしてそれだけ待ったあげくにあのお味です・・
もしカブトガニを食べるなら最後におまけ程度に考えて
まずはおいしいエビ、カニでも食べながら待つのがおすすです。
食事の仕上げに味見程度に考えていれば
むしろいい経験としてそんなにがっかりはしないかもしれません。
一緒にカキも食べましたが日本のものよりも身が小ぶりで磯の香りが強いです。
カキは1個100バーツです。
身が小さいのでちょっと割高感はありましたがこちらはおいしくいただけました。
なぜそんなにまずいのか?それはカブトガニがカニではないから!
なぜあんなにおいしくないのか気になって調べてみると
実はカブトガニはカニではなくむしろクモに近い生き物だということがわかりました。
クモもタランチュラなどの大型のクモは食用にされていますが
昆虫食の中ではおいしいという声を聞いたことがありません。
(クモは昆虫ではないですが)
むしろタイ人も
「私はクモは好きじゃない」
「おいしくない」
と言っていたのを聞いたことがあります。
私はだめでしたがもしかしたら本当に口に合う人もいるのかもしれません。
むしろ自分で食べてみないと納得できないという人もいることでしょう。
百聞は一見にしかず
それでも食べてみるのは全然ありだと思います!
ぜひ自分でも確かめてみてください!